FC2ブログ

大三島~三ッ子島~肥島~大下島(アゴノ鼻灯台)編

2019年11月某日

 いつか行こうと虎視眈々と狙っていたルート、大三島の宗方から三ッ子島、肥島、大下島を巡ってみることに。
 朝のひと時、潮の流れが緩やかで、風もそれ程強くなかったので。
 この辺りは南に来島大橋、来島海峡が望める絶景エリアですが、潮の流れが強烈な場所でもあります。条件が整わないと恐ろしくて行けません。
 大下島の南に広がる関前灘は急流で知られる海域で、まさにそこに行こうとしている訳です。
 関前諸島(岡村島、大下島、小大下島)へは初SUPですので、気合も十分。

 それでは大三島の宗方から三ッ子島、肥島、大下島(アゴノ鼻灯台)を巡って帰って来る往復6kmのSUPでGO!

(ちなみに関前諸島ですが、岡村島は安芸灘諸島連絡架橋「安芸灘とびしま海道」で本州と繋がっているので離島は大下島と小大下島のみです)

mitugo 001

 「岩田健 母と子のミュージアム」前のビーチからのエントリー。600m程沖合に浮かぶ三ッ子島のそれぞれの島は蓬莱、方丈、瀛州(えいしゅう)という名前が付いています。
 中国伝説の神山ですね。
 三神山は海岸から遠く離れてはいないが、人が近づくと風や波を起こして寄せ付けない、と司馬遷の「史記」に記してあるとか。
 実際の潮の流れを考えれば、その名に恥じぬ!かな。

mitugo 002



 とりあえずは、三ッ子島を無事に通過できました。第一関門クリアという感じです。
 潮の流れが穏やかな時間を狙って来ている訳ですから、自慢にはなりませんけど。
 三つ子島、三っ子島、三ツ子島、三ッ子島と日本の色々な場所に三連の無人島があるようです。これらを制覇するのも面白いかも知れません。

 それはともかく、西へと針路を取り今度は肥島へ。この島も無人島です。まずは島の南側を西へと進みました。
 こじんまりした砂浜に上陸して、来島大橋、来島海峡の絶景を堪能。独り占めです。

mitugo 003

 ここまでは比較的に楽に漕ぎ進める事ができました。ところが大下島が近づくにしたがって、うねりに加えて妙に水面がザワザワした状態になり、漕ぎ辛くなってくる。
 大下島の海岸線にたどり着くと、海面はかなり荒れた様子になりました。
 潮の流れが穏やかな時間帯でこの状態なら、潮が本格的に動き出したらどんな状態になるのか考えただけでも恐ろしい。

 ともあれ、目指すのはアゴノ鼻灯台。名前は微妙ですが白亜の美しい灯台です。

mitugo 004
 
 段々と灯台が近づいてくると、ほほっ~、と納得のお姿。
 灯台の下にコンクリートの階段があって、そこから上陸を試みましたが、海が荒れているし危なくて断念しました。記念写真を撮りたいところでしたが残念。

 引き返しも辛抱のパドルを繰り返しながら大下島の海岸線を舐めるように進む。どこかに上陸ポイントがないかと探していると、島沿いを北に進んでしばらくして、堤防からの階段を発見。やっと上陸して一息入れました。
 大下島は島の西の中央部以外はほぼ人が棲んでいないようで、東側の景色は農道と畑と山という感じでした。 
 農道を歩いてアゴノ鼻灯台まで行こうかと一瞬考えましたが、潮が動き出す時間を考えると、すぐに海に戻るのが賢明との判断。

 再び大下島~肥島間を無事に乗り切って、今度は肥島の北側を進む。景色は南側の来島海峡とはうって変わって長閑な瀬戸内の島々の眺めとなりました。
 潮の流れも風もほぼブロックされた至福のひと時を過ごす。途中で水面下にテーブルみたいな大岩があってフィンを擦ってしまう。
 海が穏やか過ぎて周囲の確認を怠ってしまいました。すぐに砂浜に上陸してフィンをチェック。

mitugo 005

 東西に900m程の細長い肥島を通り過ぎるのは早くて、三ッ子島と大三島の宗方を目の前にして、風を全身で受け止めることに。
 大下島側に比べれば潮の流れは知れていたので一気にエントリー地点までラストスパートをかけました。
 ここは宗方港へ入る旅客船の航路でもありますし。

 時間帯を間違えればとてもSUPを漕げるルートではないと思いますが、それにしても良い眺めのエリアでした。
 
 でわまた

今回のルート by Google Map

津波島 一周 編

2019年10月某日

 晴れて風もそれ程強くはない週末、再び津波島を制覇しようとする気持ちが沸き上がりました。
 2016年12月に一度訪れた島ですが、当時は伯方島の金ヶ崎から渡って戻って来るのがやっとでした。そして今年の4月に島を一周するつもりながら、途中で断念。
 今度こそは一周して無事に伯方島へと戻って来たい。

 津波島までは最短距離で到着したいので、伯方島の東の端の金崎地区を北上し首頭島近くまで狭い道を進み、最後は藪と化した海岸近くに車を停めてSUPの準備となりました。

 それでは首頭島近くから津波島を一周して伯方島へ戻って来る7kmのSUPでGO!

 釣り人すら訪れないであろう雰囲気の首頭島から西へ少しの海岸線。SUPに空気を入れていると、蚊の大群の襲撃に遭いました。

tuba 001

 出鼻をくじかれた格好ですが、海まで出れば気持ちも高まる。まずは首頭島をすり抜けて、東に針路を取り津波島へと本格的にパドルを開始。
 既に3回目ですが、伯方島の金崎地区と津波島の間はつくづく潮の流れが複雑で、小さな渦もあれば不気味なフラットも現れる。

tuba 002

 兎に角、ひと漕ぎひと漕ぎと確実に進んで行き、津波島の西の鼻に到着した時には小さくガッツポーズしたほどに我ながら頑張りました。

 潮の流れと風向きが北から南だったので、まずは津波島を南下することに。無事に最南端の大岩を通り過ぎて、今度は一路北上へ。
 今年の4月はこの大岩を目印に漕ぎ進めて断念しましたから、思い入れのたっぷりとある岩です。

tuba 003

 島の東側は潮の流れをほとんど感じることはなかったのですが、向かい風は避けようがありませんでした。
 それでも島の断崖を左舷に、燧灘を右舷に眺める景色は素晴らしく、独り海の上でにやける。

tuba 004

 程なくして、ちょうど南北に長い津波島の真ん中辺りの津波島海水浴場に到着。砂浜にテントを張って釣りをしている人が2人いました。
 夏のシーズン中は岩城島から船で送迎してもらって、キャンプ、バーベキュー、釣り、海水浴と楽しめる島のようですが、もう10月の終わり。
 釣り好きにシーズンオフはありませんかね。人の事は言えませんけど。

 釣りの邪魔をしないように少し沖に出て、海水浴場から更に北上すると、鵜ノ糞島が見えてきました。

tuba 005

 この島は2017年11月に佐島からエントリーして訪れた事があるので、今回は眺めるだけにして北の端のビヤクビ鼻まで一気に漕ぎ進む。
 今年の4月に一周した赤穂根島が目の前です。
 
tuba 006

 ビヤクビ鼻を回り込むと風の強さがワンランクアップして、水面が法則性の無い小さな波でグジャグジャとしたエリアが始まる。
 東の津波島海水浴場の丁度反対側になる西の津波港までグジャグジャ波の中を南下し続けました。
 予想外の難所でかなり体力を消耗。

 津波島港で上陸するとしばし休憩を取り、島を散策してみました。

tuba 007

 シーズンオフなので、手入れがされていないですが、夏場はかなり綺麗に整えられていそうな感じです。

tuba 008

 先ほど北上した反対側の海水浴場までも5分程で行けました。ここは本当に眺めが抜群です。たぶん、この眺めを肴にビールが飲めます。

 まだ津波島から伯方島まで戻るという大仕事が残っているので、長居はできず。
 再び津波島港から出発して、多々羅大橋を望みながら南下。

tuba 009

 鼻を2つ通過すると景色は再び四国側になりました。
 ここが伯方島へ戻る目印の地点。気合を入れ直してパドルに集中。真ん中より少し伯方島側辺りで漁船から声を掛けられました。
「お~い、大丈夫か?潮が速いぞ!」
「大丈夫です!」と大声で返しました。

「ビックリや」と言って、漁船は離れて行きました。
“ビックリ”の意味をどう取ればいいのか考えながら、残りを漕ぐ羽目になりました。
 やはり、“よくこんな場所でSUPやってんな、お前”でしょうか?

 でわまた

本日のルート by Google Map

大島 カマギ島~頸切島 編

2019年10月某日

 大島までやって来ました。
 エントリーは島の最北東側、長谷海水浴場からです。この海水浴場を訪れたのは2回目ですが、前回は2017年の1月で、その時は横島を巡りました。
 今回は横島より更に北に位置するカマギ島を目差し、一度大島に戻ってから島の北端に浮かぶ首切島にての折り返し。
 長谷海水浴場までの道のりは、最後は道を間違っているのではないかと思う程に狭くなりますが、狭い道を抜けると素晴らしい眺めが待っています。

kamagi 001

 それでは長谷海水浴場~カマギ島~頸切島を巡る往復8kmのSUPでGO! 
 
 まずは横島を横に眺めながら島伝いに北上して行く。向かい風の中の向かい潮、楽々パドルという訳ではありませんが、小ぶりなうねりを楽しむくらいの余裕はありました。
 海岸線は予想以上の遠浅で、しかも岩がゴロゴロしているので、おっかなくて沖へと出る。沖に出れば出るほど、風と潮の影響をもろに受けてしまい、無理をせずにノロノロと進む。

kamagi 002

 カマギ島と大島の一番近い所で800m程なので、最短距離になる島の東にちょっと突き出した鼻の先までは体力を温存。
 かなりの良質なビーチを通り過ぎましたが、ここはまさに誰が呼んだか、隠れビーチ。
 自転車くらいでしか通れないような狭い道が一応はこの浜辺までつながっているようですが。

 途中で岩のてっぺんに頑張って生えている盆栽みたいな木を発見。生命力の強さに驚きを覚えました。

kamagi 003

 鼻の先まで辿り着き、いよいよカマギ島へ。しかしなぜカタカナ表記なのか。カマギ島の情報はほとんど無くて、唯一分ったのは、チヌ釣りのメッカらしい事。
 北からの風と潮の流れに押されて、南に流されるのに耐えながら右舷のみのパドルで我慢の時間帯となりました。自分的にはかなりの力走。

kamagi 004

 カマギ島に到着して、ほっと一息。取り敢えず時計の反対周りで一周して、この無人を堪能してみました。どう考えても魚が釣れそうな場所ではあります。



 一周を終えて、西側にある唯一の狭い砂浜に上陸。大島、伯方島はもちろんのこと、ゆめしま海道の島々が望めました。

kamagi 005

 まだまだ本日のルートの半分くらいなので、腰を据えて休憩することもなく、大島へと引き返す。帰りは逆に左舷のみのパドルを繰り返し。
 真横からのうねりにバランスを崩さないような姿勢を続けましたが、明日は腰が張りそうです。

 大島に到着して、いよいよ仕上げの頸切島に針路を取りました。
 かつての刑場跡なのでしょうか。ググってみると、頸切島(首切島)って名前の島がここだけではないのが恐ろしくもあります。

kamagi 006

 いざ近づいてみると、釣り竿を振っている人が2名いたので、地元では有名な釣り場かも知れません。
 あのオジサン達は、頸切島で釣った魚を頸切島産だと言って奥さんに渡すのでしょうか。奥さんのテンションが下がりませんかね。
 大島の最東端に連なる頸切島の、その北の端に灯漂があったので、そこが引き返しの地点となりました。

kamagi 007

 復路は風と潮流に乗れたので、大した労を得ずして長谷海水浴場まで到着。
 終了する頃に天候が良くなったのは、日頃の行いの悪さかも。

 でわまた

佐島 長磯の浜 編

2019年9月某日

 ゆめしま海道、佐島の長磯の浜までやって来ました。長磯の浜に来たのは実に2017年11月以来です。
 佐島の南へ向かう道のどん詰まりにあるのが長磯の浜。燧灘の眺めが最高。
 晴天でも風が強いのは分かっていたので、島伝いに佐島の東海岸をお散歩SUPするつもりでしたが、驚いた事に風波が立っている。
 しかもSUPサーフィンができるレベルで!ちょっとばかり心がざわつきました。
 先日BS放送でサーフィンの試合を見たばかりでしたし。

 と言う訳で、佐島にてまさかのSUPサーフィンでGO!

nagaiso 001

 堤防から浜に下りる手すりが付いた鉄製の急な階段は一番下の段が無くなっていて、いきなり危ない目に遭う。
 いきなり怪我して終了、とならなくて良かった。よく見ると浜の西の方にコンクリートのスロープがあるではないか。

 気を取り直してSUPサーフィンの開始。東方面に豊島と高井神島がよく見える。そして四国の雄大な姿もはっきりと見えていました。本日はかなり視界良好。
 完全なオンショアの風ですが、砂浜でも海底は玉砂利のようで、波面は結構キレイな形を保っている。
 当たり前のようにSUPパドラーは独り、漁船も見えず、釣り師すらいないので、完全に自分の世界の中での波との格闘になりました。



 風が強いので全身で圧を受けながら沖へと漕ぎ出し、乗れそうな波を求めてあちらこちらと彷徨い続ける。
 東から西へ強烈に潮が流れているので、常に東を意識してパドルをしていないと、あっという間に浜の西側の鼻に近づいてしまう。動き続けながら、ちょいちょいとcatch the wave。
 離れた所の波が大きく見えてしまい、無駄なパドルもかなり繰り返しました。

 一度狙い通り、良い波も取って浅瀬まで乗ったもので、玉砂利でフィンを擦ってしまう。ついでにボードから降りた時に水面下の石で足の皮を綺麗にカットしてしまうし。
 しばし上陸して波を眺めていると、もしかして隣の浜ではもっと良い波が立っているかもしれないと、妄想が止まらなくなりました。

 休憩がてら、鼻で隔てられた西の浜と東の浜を散策。西の浜は波のサイズが無い。
 東の浜は海底も砂のようでダンパーの波でした。とりあえず妄想にけりが付いたので再び長磯の浜で海へ入る。

nagaiso 002

 波を越えた時のスプラッシュがSUPサーフィンをやっている実感ありなのですが、これが瀬戸内海の離島な所が愉快です。
 味を占めて瀬戸内海SUPサーフィンを探求してしまいそうで怖い。夢でもありますが。

 一日中海に居座ってしまう勢いでしたが、波を取る瞬間のパドルで相当に歯を食いしばって力を入れているようで、気が付けば顎が痛い。本日終了のサインです。

nagaiso 003

 長磯の浜へのどん詰まりの道ですが、それなりに有名なサイクリング・ロードらしいです。小生は車で来たわけですが、農道という認識でした。
 確かに道にUターンのブルーラインが引いてあるのは面白い。

nagaiso 004

nagaiso 005

でわまた



本日のルート by Google Map

大三島~福島 編

2019年8月某日

 今回訪れたのは、大三島の浦戸地区の沖合に浮かぶ福島。別名は「ニワトリ島」です。
 決して島の形が鶏に似ている訳ではありません。

 以下は道路沿いの立看板「福島伝説」からの引用です。
「地元で「フクシヤマ」の名で親しまれている堆積岩と花崗岩が相半ばする珍島である。古書「伊予古躊志(いよこちゅうし?)」に仁徳帝へ百済からの貢物「金鶏」がこの島へ逃げ込んで、その光を浴びた村人が金持ちになったことから、福島という瑞祥地名が誕生したという。」

 堆積岩と花崗岩が相半ばする島が、どれ程珍しいのか残念ながら小生には分かりません。
 岩の種類は中学1年生の理科で習いましたが、そこから先の知識は無いので。

 ともかく伝説のある島に行くのはテンションが上がります。
 ただし来島海峡からの潮の流れに連なるエリアのようで、潮の流れの緩い時間帯にパッと行ってサッと帰る必要があります。

 それでは大三島~福島の往復4kmをSUPでGO!

fukushima 001

 朝の7時30分、風が無いので最高だと思って漕ぎ出したものの、あっという間に汗まみれになる。
 風が無いと蒸し暑さがダイレクトに肌に伝わってきて心地悪い。
 大三島側(東側)から眺める福島はなかなかに整ったおむすび型で、ザ・小島という姿でした。

 福島より更に西側に今治港~大三島(宗方港)~大崎上島(木江港)を結ぶフェリーが航行しているのが見える。
 一度乗船した覚えがありますが、随分昔の事だったと思う。
 潮の流れが穏やかで風も無いので、のどかな瀬戸内の景色にフェリーも馴染んでいました。
 福島が近づくに従って、おむすび型の姿が際立ってくる。因島大橋から眺める百貫島と肩を並べるレベルの美しさです。

fukushima 002



 島に到着して、まずは西回りで岸沿いを一周してみる。東西方向からはおむすび型で、南北方向からはかまぼこ型に見える島だと分かりました。
 周囲は600m程なので、東周りでもう一周。今度は少し島から離れて全景を楽しむ。
 南側からの姿は同じ島とは思えない程違います。そしてそれが面白い。
 微風ながら東風が吹き始めたので、蒸し暑さも多少和らぎました。

fukushima 003

 福島を二周したところで大三島への引き返しがてら、気になっていた航路標識へと漕ぎ進む。
 黒磯と呼ばれる、あまり水面に顔を出していない岩礁の上に立つこの標識が無いと、日が暮れると確かに危険だと思います。
 頭頂部に小さなソーラーパネルが設置してあるので、夜は点灯するハズです。

fukushima 004

 航路標識に立ち寄ったので、エントリー地点よりかなり南側の海岸に到着。
 大三島環状線、県道51号線沿いに建つ「伊藤豊雄 建築ミュージアム」と「ところミュージアム」が見えました。何れもかなり特徴的な建物です。

 海岸線をエントリー地点まで北上しながら、今一度、福島を眺めてみる。
 実におむすびだ。

 でわまた

今回のルート by Google Map

FC2カウンター
プロフィール

村上 櫂

Author:村上 櫂
しまなみ海道を中心にSUP(サップ/スタンドアップパドルボード)で、どこにでも漕いで行きます。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント